組合紹介
京都酒造組合についてのご紹介です。
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「酒」の研究で第一人者の坂口謹一郎先生の著書「日本の酒」の冒頭に「古い文明は必ずうるわしい酒を持つ。すぐれた文化のみが人間の感覚を洗練し、美化し、豊富にすることができるからである。それゆえすぐれた酒を持つ国民は進んだ文化の持ち主であるといっていい」と述べられています。さて、英語で酒をスピリッツという言い方をします。酒には精神的な作用があると信じられ、神人合一の媒体として酒が存在していました。酒を酌み交わし親睦を深める習慣がありますが、これも酒が人と人とを結び付け、神と人とを交流させる媒体として信じられてきた証であります。こうして酒は哀しく辛い時にはその心を癒し、楽しい時にはその心を倍増いたします。すなわち適量であれば酒は百薬の長であります。 日本文化の中心である、ここ京都は、古くから銘醸地として知られています。良い酒米に清らかな空気、清冽な水は美酒を醸すのに必要なものですが、現在もこの条件は全て満たされています。 古い話ですが、室町時代には洛中に造り酒屋は約350軒にも及びました。現在は3社のみですが、それぞれが個性あふれる酒を造っています。京都らしい柔らかで香り高いものから、しっかりとした旨口タイプまで、飲み比べが楽しくなる酒が造られています。京都らしさを大切に日々、切磋琢磨しております。結びに「伝統とは革新的であり続けることにより醸成されるものである」と私たち組合員は肝に銘じております。
京都酒造組合 理事長 松井 八束穂
計 10組 165軒
他に 西醸組 その他京都府下 36軒
宇治、久世、伏見酒造家 39軒 合計75軒
※1石=180リットル、1キロリットル=1,000リットル
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